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ランプのネックレス+どうわ

一風変わった透明感のあるネックレスを作ってみました

いつもとイメージが違うかも?

ネックレス0813-01のコピー

ランプはプラ板のチャームなのです

洋書の図案集を利用してチャームから手づくり

下のレースモチーフが透けるので楽しいです



ネックレス0813-02のコピー

横にあるのが指輪、このくらいの大きさです

緑のビーズと雫のビーズもつけました

チェーンは45cmで、鎖骨のラインよりわずか下ほどです

ちょっと短かったかもしれませんね、
襟ぐりの狭い服につけると、ペンダントトップが目立つと思います





そして、ネックレスに合わせて
童話を書いていました

作品にあわせて童話書くのが楽しいです


商人のランプ

 ある海辺の町です。その町は多くの船が行き来しておりました。沢山の人が出入りすることができたので、いつも大通りは賑わっておりました。そんな町の中、何より面白いのは朝市です。毎週の朝市では周りの町から集まった商人が、それぞれ珍しい、美しいものを並べていました。
 その町に一人の若者がおりました。若者はさまざまなものに興味がありましたから、朝市ほど魅力的なものはありませんでした。
 そんなある朝市で若者は、古い道具を並べた老婆を見つけました。今では作られていないような、手に入らない道具ばかりです。若者が道具に目を取られていると、老婆は声をかけました。
「これを見ていかないか。おまえにぴったりの物だと思ったのだが、どうかね」
老婆が差し出したのは、形の整った、古めかしいランプでした。老婆は続けました。
「このランプがあれば、ここから西の、洞窟の中に入ることができる。洞窟の中にはまだ出回っていない綺麗な石があるらしいが、どうも普通の探検家では毒蜘蛛に邪魔をされて奥へ入れない。しかし、おまえ、このランプを持てばその毒蜘蛛は逃げ出して、奥まで入れるのさ。洞窟まで行くと約束すれば、その値段で、洞窟の地図もつけるが、どうする」
「ランプは良いが、貰うなら洞窟へ行かなければいけないのか?」
若者は面白い話だと思いましたが、正直、洞窟へ行くのは怖いと思ったのです。
「なんだ、おまえさん、勇気が無いね」
老婆は引きつるように笑いました。
「たいした洞窟でもないさ、地図もしっかりと渡すよ。掘り出されていない石も待っているというのに」
その言葉に少し怒った若者はランプを買うと、お代を手渡しました。。
「早いほうが良いよ。すぐにでも行きなさい」
老婆は若者にランプと地図を渡しながら、そう付け足しました。

 そして、若者は洞窟へ向かいました。身支度を整えて、すぐ家を出たというのに、洞窟に着くころにはすっかり日が沈んでいました。
 ぽっかりと口を開けている洞窟に、地図を持ち、ランプに火を灯すと、若者は入っていきました。
 地図どおり、洞窟を歩きました。蜘蛛はしょっちゅう若者のそばを横切り、驚きましたが、老婆の話の通りランプの明かりで逃げていきました。そして地図は細やかに説明も付け足されていたので、わかりやすかったのですが、途中からおかしなことに気がつきました。地図にしたがって歩いているはずなのに、なかなか辿り着きません。
 そのうちに、広い空間に辿り着きました。ランプで足元を照らしてみると、地下水で水がたっぷりと溜まっています。慌てた若者は前を照らしました。水の向こうに、大きな蜘蛛を連れた、みすぼらしい布切れを纏った誰かが立っているのが見えました。
「待っていたよ」
その声は、あの商人の老婆でした。
老婆が顔を上げると、目が光りました。それは不気味なほど綺麗な緑色でした。
「この水底には、私の言ったとおり綺麗な石が沢山あるよ。ここで私が溺れ殺した者の目でできた石が」
老婆は水にひたり、ゆっくりと若者のほうへ近づいてきました。若者はもと来た道を引き返そうと地図を見ました。すると地図は白紙に戻っていたのです。
「地図を無しに歩けば、道を知る私には、おまえさんを簡単に見つけ出せる」
若者がランプでそこらを照らし、どうするか考えていると、ふと蜘蛛に目が留まりました。大きな蜘蛛は、せっせとなにやら糸を張っているのです。その糸の独特な形に、若者は気がつきました。自分が持っていた地図と同じものなのです。若者はその蜘蛛の糸の地図を頭に叩き込んで、くるりと背を向け走り始めました。
「逃げたって、おまえは奥に迷うはずさ」
老婆も後を追います。
「ランプさえあれば、毒蜘蛛がいても、奥の奥まで誰でも入ることができる」
老婆は若者と同じ速さで走っているというのに、息を切らしている気配もありません。
「だから、逃げられないくらい奥に連れてくるために、私はその毒蜘蛛を避けられるランプを渡したのさ」
若者は必死にあの蜘蛛の糸の地図を何度も何度も頭に描き、走りました。
「それにしてもおまえは運がいいね、いい道を選ぶ。しかし私はもうじき追いついてしまうよ」
老婆の足音は見る見る近くなります。あの大きい蜘蛛が描いた地図で逃げ切れるように思えましたが、追いつかれて捕まれば同じことです。
「ああ、危ない。おまえさんは賢かった。もうすぐ、出口だったな」
ついに若者の肩を老婆が捕らえました。
 息を切らしている若者がランプを老婆にかざすと、老婆の目がまた緑に光りました。
「そのランプで私に襲いかかるつもりか?」
そう、若者は最初そうすれば助かるかもしれないと思ったのです。しかし老婆は続けました。
「ランプを消せば、どのみちおまえは毒蜘蛛に襲われてしまう。灯しておくにこしたことはないよ」
その言葉に若者がどうしようか焦った瞬間、老婆はランプを若者の手からさらいました。片手は若者の肩のまま、老婆はランプを自分の脇において、改めて若者の目を覗き込みました。
「綺麗な石になりそうなこと」
若者が動こうとしても、老婆は見かけよりはるかに強い力で若者の肩を掴み、もう片方の手で若者の首に手をかけました。
 若者の意識が遠のくのを感じはじめた頃です。急に目の前が明るくなったと思った瞬間、恐ろしい悲鳴が響きました。
 見ると、ランプが老婆のほうへ倒されていて、その服のすそに火をつけていました。驚いた若者が周囲を見ると、後ろにあの、老婆が連れていた大きな蜘蛛がいました。その蜘蛛がランプを倒したようでした。
 しかし、老婆を伝うランプの火が弱く消えそうになると、助けたように見えた蜘蛛も襲いかかろうとしてきました。われに返った若者は、助けたそぶりをした蜘蛛にも仕方なく、慌ててランプを掴むと、蜘蛛に振り下ろしました。
 ランプの硝子は高い音を立てて割れ、その音は洞窟にこだましました。そして老婆が燃え尽きて、辺りは真っ暗になりました。若者が手探りでうろたえていると、何かが手に当たりました。毒蜘蛛に襲われると思い、若者は急いで振りほどきましたが、不思議な声が返ってきました。
「驚かせましたね」
少女ぐらいの声でした。
「君は、誰だい、今度はあの老婆の手下か」
「そう、そうでしたけれど、もう大丈夫です。私は今さっきあなたの見ていた大きい蜘蛛ですが、もう老婆を殺したのであなたを襲うことはありません」
気がつくと緑の淡い光を手にした少女の姿が見えました。淡い光の元は、少女の手の中にある二つの緑の石でした。
「この、老婆の目だった石を持てば、この洞窟の中でも、あなたを襲うものはありませんし、私も誰も襲うことがなくなります。片方を持ってください、そして一緒に出ましょう」
少女はそう言って、呆然とする若者の手に石を一つ持たせて、歩き始めました。
「君は、どうしてここに」
ようやく口を利けるようになった若者が少女に尋ねると、彼女はただ、
「捕らわれていたのです」と答えました。



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akari.A.

Author:akari.A.
手仕事をしています。
現在はハンドメイド販売ができるイベントで不定期に活動中。
オンラインからの個人さまオーダーも受け付けております。お気軽にご相談ください。
ジャンルは、クロッシェレース編み、切り絵、羊毛フェルト、プラバン、布小物、などなど、ジャンルを越えて挑戦中。

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